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未来の記憶

随分以前の話なので、なぜそんな場所で立っていたのか、今となってはあまりはっきり思い出せないのだが、私は京都の市街地の裏通りで立っていた。おそらく誰かを待っていたのだと思う。
 タバコを吸いながら所在なくぼんやりしていると、一人の女性が歩いてきた。
 「ん?誰だっけ?」
そう思った。どこかで見かけたと言うより、ある程度付き合いがあった人の様な気もする。一生懸命思い出そうとし、目があったら会釈ぐらいしようとも思った。
 その人も私に気付き一瞥をくれたが、その目にはなんの感情の動きも見て取れなかった。彼女にとって私は全く知らない人のようだった。
 あまりじろじろ見ることも憚(はばか)られるので視線を外したが、頭の中では
「誰だったっけ?」
とずっと考えていた。
確かに私は彼女を知っている。しかし彼女の名前も会った場所もすっかり記憶から抜け落ちてしまっている。性格や声なども全く思い出せない。そんなに以前の記憶ではないはずだ。私の記憶の中の彼女の姿と今見た姿に年齢の隔たりは感じられなかった。
 釈然としないままの私の横を通り過ぎ、辻を曲がって彼女は私の視界から消えた。
 
 それから数年後、数人の者が私の職場に転勤してきた。その中にあの時街角で出会った彼女がいた。
 驚いた私は思わずいろいろと尋ねようとしたが、転勤の挨拶をする彼女にとって私は全くの初対面のようだったので、何も訊くことができなかった。

 彼女と同僚として親しくなってから、以前何処かで会ったことがあるかと尋ねてみたが、結果は同じだった。

 あの時街角にいた私に不意に訪れた「彼女を知っているという記憶」は、未来の自分の体験の記憶だったのだろうか?
 予知と言うべきなのかも知れないが、「前もって知った」と言うより「以前から知っていた」という感覚だったのである。だから「予知」ではなく変な言い方だが「未来の記憶」という方がぴったり来る。
 もう一つ不思議なのは、私と彼女は互いの人生にそんなに深く関わりを持つような関係ではない。こういう体験はよく「前世」の記憶なのだと言われるが、世代を跨いで再び出会ったのだなんて言うような感慨深さは全くない。言ってみれば、お互いただの同僚である。それ以上でもそれ以下でもない。
 そんな人に対して何故あの様な感覚を持つことになったのだろうか・・・・。
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